「アオサギのさかなとり」身近な鳥は

こんにちは。SHIORI BOOKSめぐみです。

今回ご紹介する絵本は、とうごうなりささんの「アオサギのさかなとり」です。

以前ご紹介したとうごうさんのヒヨドリが主役の「きょうはたびびより」に続いて、私たちの身近な鳥のアオサギが主役が絵本です。

私たちのすぐそばにいるふつうの鳥たちの生活をじっくり見ることこそ、鳥の観察はおもしろいと思わせてくれる一冊です。

もくじ

「アオサギのさかなとり」 ってどんな本?

「アオサギのさかなとり」の表紙イメージ
https://www.fukuinkan.co.jp
福音館書店HPより画像転載
  • 著者:とうごうなりさ
  • 初版年月日:2015年11月
  • ページ数:24ページ
  • ジャンル:絵本

アオサギの好物はさかな。1匹のさかなにねらいを定めてやっとつかまえたのは特大サイズ。自分の口よりも大きくて飲み込むのに奮闘する姿を描いた絵本です。

作品はステンシルなど複数の版画技法を用いられており、水中のなかの水草やアオサギのあしの動きや表情がリアルに描かれていて、色づかいも美しい一冊。

こんな人に見てほしい絵本です

本のイメージ

文字が読めるようになったこども

「ちいさなかがくのとも」シリーズで、すべてひらがなで書かれており、ストーリーも単純なのでお子さん一人で読めるでしょう。鳥が好きになるよいきっかけになるでしょう。 

アオサギを家のまわりの水辺や畑で見かける方

あまりにも身近な鳥すぎて見る気にもならないかもしれませんが、よくみると頭の飾り羽がきれいな鳥ですし、行動もおもしろいんですよー。この本でさらにアオサギを知ってください。

印象的なページとことば

木にとまるアオサギのイメージ

絵本なので図書館で探して、実際に絵を見てくださいね!

じっと うごかないで みずのなかを みつめる。

「アオサギのさかなとり」(P4-5)とうごうなりさ

同じ姿勢を保って、水中の獲物に狙いを定めているアオサギが見開きで描かれていますが、「そうそう、こんなかんじ」と実物のアオサギの姿が再現されています。

まとめ:身近なアオサギを新たな目線で

寒そうなアオサギの画像

私にとっておなじみのアオサギは、以前住んでいた海の街では、繁殖・子育てが終わる夏の終わりになると、周辺からたくさん集まってきました。その数、ざっと150羽以上!

私が目撃したアオサギたちは、キュウリウオやカレイを捕まえていました。キュウリウオは細長い形をした魚なので、難なくスルッと飲み込んでいましたが、カレイは・・・平べったいですよね。絵本のアオサギと同じく、身の程知らずというか、まぬけというか自分の口よりも大きな獲物を捕まえては苦労していました。

そんな、アオサギの日常の一面を見るのがすきでした。

さて今年は私のなかで、アオサギの新たな発見がありました。3月下旬に自宅近くの雑木林で、アオサギがコロニー(集団営巣)を作っていました。

散歩がてら様子を見に行くと、ある日アオサギが上下のくちばしを合わせて「カッポ カッポ」ときれいな音を響かせているのです。初めて見る行動でしたが、これは求愛行動のひとつなのだそうです。

とうごうさんの身近な鳥に向ける視点はとてもやさしくて、いろんな気づきをくれます。

アオサギなどのサギ類は、海や川などの水辺、田んぼなどの農地など全国各地で見られます。もし見かけたら、5分でいいので立ち止まって彼らの様子を見てみてくださいね!

めぐみ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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