こんにちは。SHIORI BOOKSのめぐみです。
今回ご紹介する絵本はレオ=レオニ作「はまべには いしが いっぱい」です。
レオ=レオニさんといえば、鮮やかな色彩の絵本のイメージですが、この絵本は、全ページがえんぴつだけで無数の石が描かれています。もうその石がリアルで、思わずうっとり。ひとつひとつ手に取って石の感触を確かめたくなってしまうんです!
「はまべには いしが いっぱい」ってどんな本?
![「はまべにはいしがいっぱい」の表紙イメージ](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2022/07/はまべにはいしがいっぱいhttpspictbook.info-HPpictbookより画像転載.jpg)
https://pictbook.info/より画像転載
- 著者:レオ=レオニ
- 復刊年月日:2012年4月(初版は1961年)
- ページ数:32ページ
- ジャンル:絵本
鉛筆の濃淡だけで無数に石が描かれたシンプルな絵本です。
キャラメルのような角ばった石、人や動物の形に見える石、いくつかの石をつなげたら鳥のように見える石など数々の石たち!この絵本には、ことばが少ししか出てきませんので、想像を搔き立てられます。一人で浸るのも、誰かと論議しながらみるのもよし!さあ、ページを開いてお気に入りの石を見つけましょう!
こんな人におすすめの一冊です
![本屋で本を探す人のイメージ画像](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/books-389392_1280-2-1024x686.jpg)
石ひろいが好きなひと
細部にまでこだわった、普通の石の絵がたくさん描かれています。今よりも石に魅了されてしまうでしょう!
石の面白さがわからない人
描かれた石を見て、「こんな都合いい形や模様の石なんてあるわけない!」と思うかもしれません。でも本当にいい感じの石ってあるんです! 石を観察する目が養われるはずです。
印象的なページとことば
![様々な色の石](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/stones-167089_1280-1-1024x682.jpg)
最初の見開きのページには、言葉はなく紙面いっぱいに石がぎゅうぎゅう詰まっています。ザラザラした石、つるつるした思わず頬ずりしたくなる石、ひんやりしていそうな石、石の感触を想像して浸ってください!
「はまべには いしが いっぱい」レオ=レオニ
![](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2021/09/zen5.png)
本書を手に取り、いっぱいの石ひとつひとつを見てみてください。
個性を見出せるはずです。
まとめ:きれいなものはタダでも手に入る
![美しいビーチのイメージ](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/indiana-dunes-state-park-1848559_1280-1-1024x682.jpg)
![美しいビーチのイメージ](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/indiana-dunes-state-park-1848559_1280-1-1024x682.jpg)
私は海がある街に住み浜辺を歩くことが日常になったことで、次第に石の魅力に気づいてしまいました。
といいつつ、石を構成している鉱物など難しいことには、正直なところ関心は湧きません。ただ模様や形、そのたたずまいなど自分の気に入ったものをコレクションするただの石好きです。たまにコレクションを眺めると、好みの石の変遷がわかるのもおもしろいです。
石ひろいに行くときは、気の合う人と出かけることをおすすめします。それぞれ石ひろいに没頭し、選りすぐりの石を見せ合って「いいねえ」、「おしゃれだねえ」と講評しあうのが、石ひろいの醍醐味でしょう。
![](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2021/09/zen5.png)
![](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2021/09/zen5.png)
![](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2021/09/zen5.png)
この絵本は「暮しの手帖 」18 初夏 2022号「目利きの本屋さんに聞いてみた」(P153)のコーナーでも紹介されていました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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