こんにちは。SHIORI BOOKSのめぐみです。
本日ご紹介する本は「はじめてのキャンプ」です。これからはじめてのキャンプに行くひと、最近子ども時代のワクワクを感じていないなというひと、そんな人に読んでほしい!
自転車&テント泊で日本縦断をした私の原点となる絵本です。
「はじめてのキャンプ」ってどんな本?
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/21422dd0.c53e781b.21422dd1.4aceb341/?me_id=1213310&item_id=10104772&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F9729%2F9784834009729.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
- 作・絵 林明子
- 初版年月日:1984年06月20日
- ページ数:104ページ
- ジャンル:絵本
こんな人におすすめします!
![並べられた本と黄色の背景](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/books-5937716_1280-6-1024x682.jpg)
老若男女問わず、これからはじめてのキャンプに挑む人。
こどもだった自分を忘れてしまいそうなおとな。
わたしが好きなページとことば
![ランタンを手にする少女](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/girl-6746028_1280-1024x682.jpg)
・「これだから小さい子は…」が口ぐせになっている大きな子どもたちの前に、なほちゃんが煮炊きの薪用に、大きな倒木を一人でズンと引きずってくるところ。
・なほちゃんは、夜中にひとりでおしっこに行けた翌朝、一人だけ寝坊をしてしまうのだが、大きな子どもが「小さい子は起きるのがおそいんだ」と非難せず「おはようねぼすけさん!」と言ってなほちゃんを迎えるところ。一夜を無事過ごせたなほちゃんを一人前のキャンパーの仲間として、大きな子どもが認めたところが、すがすがしいな。
夜空の蒼さの表現は必見です(P81)
まとめ:こどもの目線で感じる大切さ
![キャンプをする家族のイメージ](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2023/09/camp-1163419_1280-1024x770.jpg)
小学生のころ住んでいた小さな町では、保育園の先生の自宅で絵本の読み聞かせ会があり、その時に知った一冊。晩夏にふと読み返したくなるのは、夜のシーンの深い青さが美しいのと、なほちゃんが草むらでおしっこをするとき、虫たちが鳴いているからだと思います。
自分の子ども時代を重ね合わせると、この本はただ懐かしいだけではなく、子ども時代だってそれなりにいやなことがあったり、人の目を気にしたり、いろんな感情があったことをこの本は思い起こさせてくれます。
だから「子どもは悩みがなくていいよねー」とか、「子ども時代が一番楽しかった」なんて私は言いたくないな。
![](https://shioribooks.com/wp-content/uploads/2021/09/zen5.png)
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも「これ読んでみて」が口ぐせの私がおすすめする本をたくさんご紹介していきます!
コメント
コメント一覧 (1件)
幼い頃に読んだこの本は少し怖かった思い出が。最近読み返すと、ともこおばさんの度量がすごいなと思いました。あたたかく、干渉しすぎず、こんな大人が身近にいるといいですよね。