こどもの方がキャンプを楽しめる!?「はじめてのキャンプ」

こんにちは。SHIORI BOOKSのめぐみです。

本日ご紹介する本は「はじめてのキャンプ」です。これからはじめてのキャンプに行くひと、最近子ども時代のワクワクを感じていないなというひと、そんな人に読んでほしい!

自転車&テント泊で日本縦断をした私の原点となる絵本です。

もくじ

「はじめてのキャンプ」ってどんな本?

  • 作・絵 林明子 
  • 初版年月日:1984年06月20日
  • ページ数:104ページ
  • ジャンル:絵本

小さな子どものなほちゃんが、大人のともだちのともこおばさんと大きい子どもたちに混じってキャンプに出かけるお話し。大きな子どもたちは、「小さい子は、重い荷物も運べない、すぐ泣く、暗いと怖がる」からとなほちゃんの参加に大反対。だけど、なほちゃんは「わたしもひとりでできるもん!」ときっぱり言い張り、ともこおばさんの一言で、なほちゃんも一泊のキャンプに参加することに!

こんな人におすすめします!

並べられた本と黄色の背景

老若男女問わず、これからはじめてのキャンプに挑む人。

こどもだった自分を忘れてしまいそうなおとな。

わたしが好きなページとことば

ランタンを手にする少女

・「これだから小さい子は…」が口ぐせになっている大きな子どもたちの前に、なほちゃんが煮炊きの薪用に、大きな倒木を一人でズンと引きずってくるところ。

・なほちゃんは、夜中にひとりでおしっこに行けた翌朝、一人だけ寝坊をしてしまうのだが、大きな子どもが「小さい子は起きるのがおそいんだ」と非難せず「おはようねぼすけさん!」と言ってなほちゃんを迎えるところ。一夜を無事過ごせたなほちゃんを一人前のキャンパーの仲間として、大きな子どもが認めたところが、すがすがしいな。

夜空の蒼さの表現は必見です(P81)

まとめ:こどもの目線で感じる大切さ

キャンプをする家族のイメージ

小学生のころ住んでいた小さな町では、保育園の先生の自宅で絵本の読み聞かせ会があり、その時に知った一冊。晩夏にふと読み返したくなるのは、夜のシーンの深い青さが美しいのと、なほちゃんが草むらでおしっこをするとき、虫たちが鳴いているからだと思います。

自分の子ども時代を重ね合わせると、この本はただ懐かしいだけではなく、子ども時代だってそれなりにいやなことがあったり、人の目を気にしたり、いろんな感情があったことをこの本は思い起こさせてくれます。

だから「子どもは悩みがなくていいよねー」とか、「子ども時代が一番楽しかった」なんて私は言いたくないな。

めぐみ

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも「これ読んでみて」が口ぐせの私がおすすめする本をたくさんご紹介していきます!

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 幼い頃に読んだこの本は少し怖かった思い出が。最近読み返すと、ともこおばさんの度量がすごいなと思いました。あたたかく、干渉しすぎず、こんな大人が身近にいるといいですよね。

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