山岳水彩画のよいお手本として「心に映る山」

こんにちは。SHIORI BOOKSのめぐみです。

本日ご紹介する本は「心に映る山

作者の中村好至惠さんは山を愛する画家さんです。

ページをめくるたびに、まるでそこにいるかのような山の空気感をひしひしと感じます。

多くの山に登ってきた私一押しの画文集です。

もくじ

「心に映る山」ってどんな本?

  • 作者:中村好至惠
  • 初版年月日:2014年2月1日
  • ページ数:113ページ
  • ジャンル:画文集

山に行くときには画帳と水彩の道具が必ずザックに入っている作者が描いた、選りすぐりの山の画文集です。おもに丹沢山地、南アルプス、北アルプス、東北地方の山々の表情が、季節ごとにまとめられています。

巻末に山の話のエッセイ集が掲載されており、山ならではの出会いや気持ちが綴られていて、読むと温かい気持ちになります

こんな人に読んでほしい本です

並べられた本と黄色の背景

山のある景色、登山、自然が好きな人

自分が登ったことがある山が描かれていたら、うれしくなるとおもいますよ。写真とは違った味わいがあります。

最近山から遠ざかってしまった人

その時一緒に登った人、山で食べたごはんの味、空気を思い出させてくれるはず。そしてまた山に足が向くでしょう。

風景画を描くのが好きな人

趣味で描いている人や作家を目指している人にとって、モチベーションアップにつながります! 

心に残るページとことば

紅葉の山々

作者は「筆の先にあるものは“山の風景”ではなく、そこにいる自分の時間と、とどめたかった空間」があったと心境を語っている場面があります。私が作品に心が揺さぶられるのは、なるほどそういうことだったのか!と妙に納得しました。

(省略)久しぶりに再会した至仏山、初めて目にしたときと同様に「あなたは本当に美しい」と心から思いながら私は画帳に向かっていた

「心に映る山」中村好至惠 P78より

めぐみ

山に向かって「カッコいいね!」とか、登山道でひっそり咲いている花に「あら、こんなところにいたの!」とか独りごとがつい出てしまうのは、登山あるあるではないでしょうか。

まとめ:絵の持つ力を感じます

山上湖のイメージ

中村好至惠さんの絵は、冬山の冷気、湿原の澄んだ空気とウェット感、新緑の季節の若草の香り、陽だまりの温かさ、そんな山のいろいろな表情を、まるで自分がそこにいるかのように感じさせてくれる、不思議な力を持っていると思います。

それは水彩画の技法や作者の感性によるところもあるでしょうが、何より山を愛して大切に思っているからこそ、作品を見る人は肌で感じるのだろうなあと思います。

私が働いていた施設に、一度好至惠さんが来られたことがありました。

「ちょっとここで描かせてもらうわね」と言って、観察窓から見える風景を描かれていきました。

時は3月、私は同僚たちの退職や相次ぐ常連さんの転勤、え、この人も?というご年配の地元の方まで子どもの近くに引っ越されるなどお別れが重なり、沈んでいたころでした。

そんな時に好至惠さんの原画を見せてもらって感激!

私も山登りをするので共通の話題で盛り上がり、後日この画文集を送っていただきました。この本が私の沈んだ心と荒んだ心(年度末で慌ただしかったり人間関係で悩んでいた)を落ち着かせてくれたのです。

めぐみ

こういう思いがけない嬉しい出会いもあるから、毎日がんばれます!

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